自分で作ったNFTの作品を出品したいけど、やり方がわからなくて……。OpenSeaで出品するのがいいって聞いたから、誰かやり方を教えて!
出品するNFTのデータを用意したものの、その後の出品のやり方がわからないという人は多いのではないでしょうか?
特にクリエイターの方の中には、自分でNFT用の画像データを作るスキルはあるのにその後のOpenSeaでの操作方法が難しそうだからという理由で、NFTの創作をあきらめている人もいるかもしれませんね。
このページではNFTの出品未経験の方でも簡単に自分の作品をNFTとしてOpenSeaに出品できるように手順を解説します。
最後まで読み終えた後にはぜひOpenSeaのサイトを開いて、ご自身の作品を出品してみてください。
OpenSeaでNFTアートを出品するために必要なもの
OpenSeaでNFTアートを出品するためには、以下の事前準備が必要になります。
- デジタルアート
- 仮想通貨(イーサリアム)
- ウォレット(メタマスク)
それぞれ詳しく解説していきます。
デジタルアート
NFTを出品するためにも、作品用のデジタルアートを用意しましょう。
イラストや音楽、動画などデジタルデータとして保存できるものであれば、なんでもNFT化できます。
デジタルアートを用意する方法は、以下の3つです。
- 自分でイラストを作成する
- お金を払って誰かにイラストを描いてもらう
- チームでイラストを作成する
詳しいNFTアートの作り方は以下の記事でまとめているので、まだ作成が完了していない場合はぜひ参考にしてみてください。
NFTアートの作り方と始め方|おすすめアプリと売れるコツを紹介します【初心者向け】仮想通貨(イーサリアム)
NFTの売買では、主に仮想通貨が使われます。OpenSeaで最も利用される通貨はイーサリアム(ETH)なので、事前に購入しておきましょう。
イーサリアムを購入するためには、取引所への登録・口座開設が必要です。
最もおすすめなのは、取引手数料が無料のCoincheck(コインチェック)です。初心者でも使いやすい仕様でセキュリティ対策も万全なので、安心かつ安全に利用できます。
どの取引所でもイーサリアムを購入できますが、他の仮想通貨取引所と比較してから選びたい場合は以下の記事を参考にしてみてください。
仮想通貨おすすめ取引所を比較!初心者は日本と海外どっちが良い?ウォレット(メタマスク)
NFTや仮想通貨を保管するウォレットを登録していきましょう。OpenSeaで最も利用されているのは、メタマスクです。
「管理がしやすい」「初心者でも扱いやすい」というメリットがあるので、初めての利用であれば、最初はメタマスクを使ってみましょう。
詳しいMetaMaskの登録方法は、以下の記事を参考にしてみてください。
MetaMask(メタマスク)をChromeにダウンロードして登録する手順|スマホからの登録方法も解説しますOpenSeaでNFTアートを出品する手順
OpenSeaでNFTを出品する手順をまとめると、以下の通りです。
- OpenSeaで自分のコレクションを作成する
- コレクションに作品を登録する
- NFTを出品する
ここでは、前章でお伝えした「OpenSeaでNFTアートを出品するために必要なもの」はすでに準備済みという前提で解説します。
OpenSeaで自分のコレクションを作成する
OpenSeaではNFTを単品で出品することはなく、必ず「コレクション」というものを作成した上で出品します。
たとえ出品点数が1点しかなかったとしてもコレクションの作成が必要です。
まずはOpenSeaでコレクションを作っていきましょう。
まずOpenSeaの公式サイトにアクセスします。
画面右上の自分のアカウントアイコンにカーソルを合わせ「My Collections」を選択します。
コレクションをまだ一度も作ったことがない場合、この画面のようになっています。
「Create a Collection」をクリックしてください。
ここから1つずつ、画像の設定をしたり必要な情報を入力していきます。
- Logo image:コレクションのアイコンになる画像
- Featured image:検索した際にコレクションの一覧が並ぶ画面に表示される画像
- Banner image:自身のコレクションページの上部に表示される画像
- Name:コレクション自体の名称
- URL:OpenSeaにおける自身のコレクションのページのURL
- Description:コレクションの詳細内容を伝えるための説明文
- Category:自分の出品作品が最も該当すると思うカテゴリー
- Links:SNS情報や公式サイトなど
- Creator Earnings:作品の二次転売時に制作者に還元されるロイヤリティを設定することができます。0%から最大10%まで設定することができます。
- Blockchain:NFTを出品するブロックチェーンをここであらかじめ選択します。OpenSeaではEthereum・Polygonの2つから選んで設定可能。
- Payment tokens:NFTの売買に使用する仮想通貨を設定します。EthereumとPolygonで選択肢は異なりますが、どちらの場合もETH(イーサ)を選んでおけばまずは問題ありません。
- Display theme:NFTの表示方法です。これは好きなものを設定して構いません。一度設定をした上で、実際にレイアウトを見て後から変更してもよいでしょう。
- Explicit & sensitive content:出品するNFTがセンシティブなものに該当するときはチェックを入れます。
以上で、NFTを出品するコレクションが作成できました!
この時点では、NFT作品の出品はできていない状態なので注意してくださいね。
コレクションに作品を登録する
次に出品するNFTの登録をします。
画面右上の「Create」をクリックします。
- Image, Video, Audio, or 3D Model:出品データをドラッグ&ドロップで登録
- Name:NFTの名称
- External link:自身のHPがあれば入力
- Description:アイテムに関する詳細説明を入力
- Collection:NFTを出品するコレクションを選択
- Properties:NFTゲームのアイテムNFTなど、NFTに特性を持たせたい時に入力
- Explicit & Sensitive Content:出品するNFTがセンシティブなものに該当するときはチェック
- Supply:発行するNFTの上限数を設定
- Blockchain:「Ethereum」・「Polygon」いずれかを選択(本格的にNFTを販売するなら「Ethereum」を選択)
- Freeze metadata:初めて出品する時は気にする必要はありません。
これでコレクションに作品が登録できました!
いよいよNFTの出品ができますよ!
NFTを出品する
では実際にNFTを出品しましょう。
出品方式には「固定価格方式」「オークション方式」の2つがあります。
ここでは一般的な「固定価格方式」で出品してみましょう。
登録したNFTの画面右上にある「Sell」をクリックします。
- Type:固定方式の場合はFixed Price を選択します。
- Price:出品価格を設定します。仮想通貨の種類と量を入力しましょう。
- Duration:販売する期間を入力します。
- Fees:事前に設定した転売時手数料が反映されているかを確認します。
以上でNFTの出品が完了です。お疲れ様でした!
オークション形式で出品したい場合は、以下の記事を参考にしてみてください。
【画像付き】OpenSeaでNFTをオークション形式で出品する方法を徹底解説OpenSeaでNFTアートを出品する際に必要なガス代・手数料について
OpenSeaでは、NFT出品時のガス代が無料になりました。無料になったため、初心者でも気軽にNFTを出品できます。
ただし、ガス代とは別に、売却価格の2.5%購入時の手数料をOpenSeaに支払う必要がありますよ。
また、NFTを購入する際にはガス代がかかるので注意が必要です。以下の記事では、OpenSeaで発生するガス代について詳しくまとめているので、ぜひ参考にしてみてください。
OpenSea(オープンシー)のガス代は無料に!発生タイミングと安い時間帯を知って賢くNFT売買まとめ
OpenSeaの出品画面はほとんどが英語で記載されているため、1つ1つの項目内容のイメージがつかみにくいかもしれません。
特に一般的なECサイトでの物品の販売と異なり、ブロックチェーンのネットワークに出品することによる特有の設定(転売手数料など)がある点は注意が必要です。
しかし1度慣れてしまえば決して難しいものはありません。ぜひみなさんも自分で作ったNFTをOpenSeaに出品してみてください!