OpenSeaでNFTをオークション形式で出品する方法は?
オークション形式で出品する際の注意点は?
OpenSeaでNFTをオークション形式で出品する場合、イーサリアムチェーンでデジタルデータをNFT化する必要があります。また、オークション形式で出品したNFTの販売をキャンセルする際には、ガス代がかかるので注意が必要です。
本記事では、OpenSeaでNFTをオークション形式で販売する方法を紹介していきます。オークションをキャンセルする方法や注意点もまとめているので、ぜひ参考にしてみてください。
OpenSeaでNFTをオークション形式で出品する方法
OpenSeaでNFTをオークション形式で出品する方法は、以下の通りです。
- イーサリアムチェーンにてデジタルデータをNFT化する
- 販売形式をオークションに設定する
- ウォレット「MetaMask(メタマスク)」にて署名手続きを行う
それぞれ詳しく解説していきます。
イーサリアムチェーンにてデジタルデータをNFT化する
まずは、オークション形式で出品するNFTを用意しましょう。具体的な流れは以下の通りです。
- 自分のコレクションを作成する
- コレクションにデジタルアートを登録する
- イーサリアムチェーンにてデジタルデータをNFT化する
デジタルデータをNFT化するために、自分の作品を管理・保管する場所(コレクション)を作成しましょう。アカウントボタンにカーソルを動かし、「My Collections」を選択します。
次に、「Create a Collection」をクリックしてコレクションを作成していきましょう。
「コレクションのロゴ画像」と「コレクション名」の設定だけでも、コレクションの作成は可能です。
コレクションの作成ができたら、デジタルデータを登録しましょう。OpenSeaではデジタルアートや写真、音楽や動画などを登録することが可能です。
OpenSeaのトップ画面に戻ったら「Create」をクリックし、デジタルデータをアップロードします。
アップロードが完了したら、NFTの名前や概要などをまとめましょう。
OpenSeaの場合、イーサリアムチェーンでしかNFTをオークション形式で出品することができません。そのため、NFT化する際には必ずイーサリアムチェーンを選びましょう。
OpenSeaでNFTをオークション形式で販売するためには、イーサリアムチェーンが絶対条件なんだ!
選択したら、最後に「Create」をクリックすることでNFT化が完了します。
販売形式をオークションに設定する
デジタルデータのNFT化が完了したら、オークション形式での販売手続きに進みます。NFT化したデジタルデータを選択し、右上の「sell」をクリックします。
次に、以下の流れでオークション内容を決めていきます。
- 「Timed Auction」を選択する
- オークションの販売形式を選択する
- オークションのスタート価格を決める
- オークションの開催期間を決める
- 最低価格を設定する(任意)
「Type」では販売形式を選択できます。「Timed Auction」をクリックして、オークション形式での販売を選択しましょう。
次に、オークションの販売形式を「Method」にて決めていきましょう。
販売形式は、以下の2つから選択できます。
- Sell to highest bidder:最高入札者がNFTを落札する、吊り上げ式のオークション
- Sell with declining price:購入されるまで価格が下がり続ける吊り下げ式のオークション
一般的なオークションは、「吊り上げ式」のオークションだね。好きな方を選ぼう!
次に、「Starting price」にてオークションのスタート価格を決めていきましょう。
オークション形式で販売する場合、通貨は『ETH』ではなく『WETH』になります。『ETH』から『WETH』への交換はOpenSea内にて自動で行われます。
希望価格を入力しましょう!
「Duration」にてオークションの開催期間を決めていきましょう。
オークションの開催期間は自由に調整できるので、希望するオークション期間と時間を調整しましょう。
Yahoo!オークションと同じで、終了間際に入札があった場合、オークションの終了時間は10分延長されます。入札数が多いほど終了時間が延長するので、注意しましょう。
最低価格を設定したい場合は、「More options」をクリックすることで設定ができます。
最低価格を設定したい場合は「Include reserve price」をクリックして、数字を入力しましょう。
最低価格以上の入札がなければ、オークションはそのまま終了となりますよ。
ウォレット「MetaMask(メタマスク)」にて署名手続きを行う
全ての手続きが完了したら、「Complete listing」をクリックしてウォレットにて署名手続きを済ませていきましょう。今回はOpenSeaで最も利用されているMetaMask(メタマスク)にて説明していきます。
メタマスクとの接続が完了したら、以下の画面が表示されるので「署名」をクリックしましょう。
手続きが完了すると、オークションが開始されます。
オークションが開始したかは、NFT化した作品ページにて確認できます。
カウントダウンが始まっていれば、オークションが開始している証拠となります。オークション不成立の場合は、ガス代がかかることなく終了します。
OpenSeaのオークションをキャンセルする方法
OpenSeaのオークションをキャンセルする場合、NFTの作品ページにある「Cancel listing」をクリックしましょう。
再度「Cancel listing」をクリックすると、MetaMaskが開いてキャンセル料としてガス代が請求されます。
ガス代は時間帯や日時によって変化します。出品した金額よりガス代が高くなる場合もあるので、注意が必要です。
OpenSeaでNFTをオークション形式で出品する際の注意点
OpenSeaでNFTをオークション形式で出品する場合、以下の点に注意しなくてはいけません。
- オークション形式での出品はイーサリアムチェーンしか対応していない
- オークションの取引では『WETH』が使われる
- オークションをキャンセルする場合はガス代がかかる
それぞれ詳しく解説していきます。
オークション形式での出品はイーサリアムチェーンしか対応していない
OpenSeaでオークション形式にてNFTを出品する場合、イーサリアムチェーンしか対応していないので注意が必要です。
OpenSeaでは、現在「Ethereum(イーサリアム)」「Polygon(ポリゴン)」「Klayth(クレイトン)」「Solana(ソラナ)」チェーンから選択できます。しかし、オークション形式の販売は、イーサリアムチェーンしか対応していないのが現状です。
そのため、NFT化する作品は自然とイーサリアムチェーンでの形式になるので、利用する際には注意が必要です。
オークションの取引では『WETH』が使われる
オークション形式で販売する場合、通貨は『ETH』ではなく『WETH』になります。WETHは通常のETHよりもガス代が安く、トランザクションの処理速度が速いのが魅力の1つです。
ただし、WETHをETHに交換(ブリッジ)する場合にはガス代が発生します。
オークション形式でのキャンセルにはガス代がかかる
オークション形式で出品したNFTの販売を途中でキャンセルしたい場合、ガス代がかかります。WETHにて出品しているのでガス代は安いものの、多少の出費が発生してしまうので注意しましょう。
ただし、キャンセル料を支払いたくないなら、オークションが終わるのを待つという方法もあります。オークション期間が終われば、ガス代を支払う必要はありません。
まとめ
OpenSeaでNFTをオークション形式で出品する方法やキャンセル方法、注意点をまとめていきました。
OpenSeaでNFTをオークション形式で出品する場合、イーサリアムチェーンでデジタルデータをNFT化する必要があります。また、オークション形式で出品したNFTの販売をキャンセルする際にはガス代がかかるので注意が必要です。
ぜひ本記事を参考にして、オークション形式で出品をしてみてください。