
OpenSeaの見方は?

OpenSeaはどうやって見ればいい?
OpenSeaを開いてみたはいいものの、「英語表記で見方がわからない」という人も多いのではないでしょうか。OpenSeaの画面を正しく見れるようになれば、NFTの出品がスムーズになるだけでなく、偽物のNFTを購入することもなくなります。
そこで、本記事ではOpenSeaの正しい見方をわかりやすく解説していきます。トップ画面や購入画面、出品画面の見方についてわかりやすく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

OpenSeaの画面を見やすくするなら、日本語表記にするのがおすすめ。「日本語にならない時の設定方法」を参考に、日本語表記にしてから本記事を読むと、より理解しやすいですよ。
OpenSea画面の見方【トップ編】
OpenSeaのトップ画面では、以下のように表示されます。
Explore(NFTの検索・購入) | NFTの検索や購入が可能 |
Create(デジタルデータのNFT化・出品) | デジタルデータのNFT化や出品が可能 |
アカウント情報 | 自分が購入・お気に入り登録・出品中のNFTの確認が可能 |
ウォレット | 自分が所有している仮想通貨の確認が可能 |
メニュー | NFTの検索・ステータスやアカウント情報、ウォレットの確認・OpenSeaへの問い合わせが可能 |
トップページを見る際には、NFTの購入をするか出品をするかで見方が変わります。NFTの購入をするなら「Explore」、出品するなら「Create」をクリックして画面の切り替えをしていきましょう。
OpenSea画面の見方【購入・コレクション編】
ここでは、OpenSeaの購入・コレクション画面の見方について解説していきます。大きく分けると、以下の4つに項目を分けることが可能です。
- 購入(Explore)TOP画面
- コレクションTOPページ
- コレクション一覧ページ
- 作品詳細ページ
それでは、それぞれ詳しくみていきましょう。
購入(Explore)TOP画面
OpenSeaのトップ画面でExploreをクリックすると、購入画面へと移行します。
出品されているNFTが表示されますが、着目すべきは画面上にある「ジャンル」です。それぞれの意味を解説すると、以下の通りです。
- Top・・・ランキングトップ
- Art・・・アート
- Collectibles・・・
- Domain Names・・・ドメイン名
- Music・・・音楽
- Photography・・・写真
- Sports・・・スポーツ
- Trading Cards・・・トレーディングカード
- Utility・・・実用性のあるもの
- Virtual Worlds・・・仮想空間
OpenSeaではさまざまなデジタルデータがNFT化されています。気になるジャンルがあれば、クリックして検索してみてください。
より細かく絞り込みをしたい場合、画面右上に表示される「Explore」から「All NFTs」を選択しましょう。
All NFTsではFilterでの絞り込み検索機能が搭載されているので、より自分の探したいNFTを見つけることが可能です。クリックすると、以下の画面が表示されます。
それぞれの見方をまとめると、以下の通りです。
①Status (ステータス) | 出品されているNFTのステータスを確認できる。「Buy Now(販売中)」「On Auction(オークション)」「New(新作)」「Has Offers(オファーがすでにある)」などの絞り込みが可能。 |
②Price (価格) | 予算に合わせて価格帯の絞り込みが可能。表示形式は「United States Dollar(米ドル)」か「Ether(イーサリアム)」のどちらかで設定する。 |
③Quantity (量) | 単品で購入するか、セットで購入するかを選択できる。 |
④Collections (コレクション) | コレクションの名前検索ができる。コレクション名やNFTアーティスト名を入力することで、自分が購入したいNFTを探すことが可能。 |
⑤Chains (ブロックチェーン) | ブロックチェーンの絞り込みが可能。OpenSeaでは、現在「Ethereum(イーサリアム)」「Polygon(ポリゴン)」「Klayth(クレイトン)」「Solana(ソラナ)」チェーンから選択できる。 |
⑥Categories (カテゴリー) | OpenSeaで取り扱うカテゴリーの絞り込みが可能。欲しいNFTに合わせてカテゴリーを選べる。 |
⑦Currency (通貨) | 販売しているNFTの通貨の絞り込みが可能。タグ検索機能と同じで、所有している通貨に合わせてNFTの検索ができる。 |
購入(Explore)TOP画面の見方を覚えておけば、自分が見つけたいNFTを探すのに役立ちます。
コレクションTOPページ
次に、コレクションのTOPページの見方についてです。TOPページの正しい見方を知っていれば、「注目度があるプロジェクトか」「将来性があるか」を知ることに役立ちます。
NFT作品には偽物が多かったりするけど、見方がわかれば正規品と偽物の区別がはっきりわかるようになるよ!
今回は、日本でも有名な「CryptoNinja Partners」を参考に見方を解説していきます。
それぞれの見方をまとめると、以下の通りです。
①出品者のアカウント名 (チーム名) | 出品者のアカウント名やチーム名が表記される。青いチェックマークがついていれば、OpenSeaから認められた公式アカウントである証明になる。 |
②Description (概要) | NFTコレクションの概要やNFT出品者の想いが書かれている。 |
③items (アイテム数) | コレクション内で発行されているNFT作品の数。 Kは「千単位」を意味し、22.2Kという表記は22万2千点のNFTがあるという意味合い。 |
④owners (オーナー数) | NFT作品を購入している人の数。アイテム数に対してオーナー数が多ければ、作品の価値が高いという証明になる。 |
⑤total volume (販売額) | トータルで売れたNFTの販売額。数値が大きいほど、たくさんのNFTが売られているという証明になる。 |
⑥floor price (最安値) | 出品中のNFTの中で一番安い価格。どれくらいの価格で販売されているかの指標になる。 |
⑦best offer (オファー額) | オファーをした際の販売額。オファーをした際に、どれくらいの金額なら承認されるかの指標になる。 |
コレクションのTOPページを見る際には、本物のプロジェクトかを注意して見るようにしましょう。偽物のプロジェクトの場合、以下の特徴があります。
- OpenSeaの公式マークがついていない
- アイテム数やオーナー数が多いのに、販売額や最安値が安すぎる
上記に当てはまる場合、本物のアカウントを真似た偽物の可能性が高いです。公式アカウントを真似た詐欺のコレクションは多いので、選ぶ際には注意しましょう。
コレクション一覧ページ
次に、コレクション一覧ページの見方についてです。一覧ページの正しい見方を知っていれば、お値打ち価格かどうかがわかります。
一例として、「CryptoNinja Partners」のコレクション一覧ページの一枚を例にして解説していきます。
それぞれの見方をまとめると、以下の通りです。
①作品名 | 作品のタイトル名。数字だけで管理される場合が多い。 |
②Price(価格) | NFTの価格。販売する通貨によって表示されるマークが異なる。(写真のマークは「イーサリアム」通貨)。色が黒い場合は直接購入が可能で、色が赤い場合はオファー形式での購入が可能という意味合い。 |
③Last (直近の取引額) | 直近で取引されたNFTの価格。取引されていない場合は、何も表記されない。Lastoの価格よりPriceの価格が上がっていたら、「値段が高めに設定された」と判断できる。 |
コレクションの一覧ページでは、仮想通貨の数値のみ表記されています。日本円でどれくらいの金額になるかは、作品詳細ページを見ないとわかりません。
そのため、一覧ページではLast価格とPrice価格がどれくらいの差があるのかを見て、購入するか検討すると良いでしょう。
作品詳細ページ
次に、作品詳細ページの見方についてです。詳細ページの正しい見方を知っていれば、「今現在のオーナー」「現在の価格」「利用されているブロックチェーン」がわかります。
一例として、「CryptoNinja Partners」の「Luna-Pipe #22598」を例にして解説していきます。
それぞれの見方をまとめると、以下の通りです。
①チェーンマーク | どのブロックチェーン利用しているかが確認できる(画像はイーサリアムチェーン)。OpenSeaでは、現在「Ethereum(イーサリアム)」「Polygon(ポリゴン)」「Klayth(クレイトン)」「Solana(ソラナ)」チェーンから選択できる。 |
②Owners by 〇〇 | 現在のオーナー名が表記される。オーナーが自分だった場合、『you』と表記される。 |
③views & favorite (アクセス回数とお気に入り登録数) | これまでNFTが見られた回数とお気に入り登録された数。多いほど人気作品である証明となり、すぐに購入される可能性が高い。 |
④Buy now (即購入) | 今現在売り出されているNFTの価格。Buy nowをクリックすることで、決済手続き画面へと移行する。 |
⑤Make offer (価格交渉) | 価格交渉をするためのオファーボタン。OpenSeaでは自分が購入した価格を提示(オファー)し、購入することも可能。 |
⑥Description (概要) | NFTコレクションの概要やNFT出品者の想いが書かれている。 |
⑦Price History (価格推移) | NFTの価格がどのようにして変化してきたかを示す指標。価格が下がってきているNFTは、価値が下がってきている可能性が高い。逆に価格が上昇しているNFTは、今後も価値が上昇する可能性もある。 |
作品詳細ページの見方がわかれば、「注目されている作品なのか」「早めに購入した方がいいか」などが判明します。また、ブロックチェーン選びで失敗することもなくなるでしょう。

イーサリアムチェーンを選んだつもりが、間違ってポリゴンチェーンの作品を買ってしまったという事例は多いよ!
NFT界隈で最も人気のチェーンや通貨は「イーサリアム」です。購入後の使用目的や使い方に合わせて、NFTの購入をするようにしましょう。
OpenSea画面の見方【出品編】
ここでは、OpenSeaの出品画面の見方を見ていきましょう。

OpenSeaのトップ画面にて「Create」をクリックすると、デジタルデータをNFT化する画面へと移行します。項目ごとの見方をまとめると、以下の通りです。
①Image, Video, Audio, or 3D Model | 出品したいデジタルデータを貼り付ける場所。対応フォーマットは「イラスト:JPG, PNG, GIF, SVG」「動画:MP4, WEBM」「音楽:MP3, WAV, OGG」「3Dモデル:GLB, GLTF」となっている。 |
②Name(NFTの名前) | NFTのタイトル名 |
③External link | NFTの詳細が書かれた外部リンク。自身で運営している公式ホームページのURLを載せることが多い。 |
④Description(概要) | NFTコレクションの概要やNFT出品者の想いを書くことが多い。 |
①Collection | どのコレクションに保存するかを決定。 |
②Properties | NFTのアイテムページに追加の詳細情報を登録することが可能。例えば、顔が赤いNFTアートを出品するなら、「Type→FACE」「Name→Blue」などと設定できる。NFT作品の特徴に合わせて設定することで、ユーザーから検索されやすくなる。 |
③Levels | NFTのステータスを数字形式で示すことが可能。例えば、NFTゲームアイテムの守備力や攻撃力、スピードなどを設定する際に使用される。プログレスバー形式で表示され、NFTの特性が示される。 |
④Stats | 「Levels」と同じく、ステータスの設定ができる。プログレスバーでの表示ではなく、テキストで特性を示すことが可能。 |
⑤Unlockable Content | 購入者に渡す追加コンテンツを登録できる。コミュニティへの招待券や外部ダウンロードリンクの設定が可能。 |
⑥Explicit & Sensitive Content | 出品アイテムがセンシティブなものかどうかを振り分ける。成人コンテンツをNFT化するなら、チェックを入れる。 |
⑦Supply | NFTの供給数を決定する。1点だけNFTを出品するなら、「1」と表記。 |
⑧Blockchain | どのブロックチェーンで出品するかを決定。OpenSeaでは、現在「Ethereum(イーサリアム)」「Polygon(ポリゴン)」「Klayth(クレイトン)」「Solana(ソラナ)」チェーンから選択できる。 |
NFTはただ出品するだけでは、なかなか購入されません。出品画面にて細かい設定をすることで、多くのユーザーから注目されるようになります。
OpenSea画面の見方まとめ
OpenSeaのトップ画面や購入画面、出品画面の見方について解説していきました。OpenSeaの画面の見方が正しければ、NFTの出品がスムーズになるだけでなく、偽物のNFTを購入することはなくなります。
ぜひ本記事を読んで、OpenSeaの正しい見方を理解していただけますと幸いです。