草コインで一攫千金を狙いたいけど正しい買い方が分からない…
おすすめの草コイン取引所はどこ?
この記事では、時価総額や取引量がまだ上がりきっていない仮想通貨、いわゆる「草コイン」の買い方やおすすめ取引所について初心者でもわかるように解説しています。
<草コインとは>
知名度や流動性が低かったり、時価総額が小さかったりするマイナーな仮想通貨のこと。
大きく値段が動いて一攫千金が狙えるチャンスと、大きく下落するリスクの双方の可能性を持ち、取り扱いにはきちんとした投資戦略が必要。
中には、数10倍から1,000倍まで価値を伸ばしたものもある。
草コインは価格の上下動が激しい金融商品のため、きちんとして選び方をマスターするのはとても大切です。
まずは、草コインの購入時に抑えておきたい 4つの観点を紹介します。
各仮想通貨の運営・発行元がどの程度活発に活動しているかは、スキャムトークンを避ける上で重要な指針になります。
<スキャムトークンとは>
実際は全く中身のないプロジェクト用に発行される詐欺コインのこと。
はりぼてのウェブサイトや将来設計をもとに仮想通貨の購入を煽り、一定額の購入が確認されたところでその資産を持ち逃げする手法の仮想通貨の詐欺。
面白そうなプロジェクトを見つけても、公式SNSの発言が1ヶ月以上止まっていたり、ディスコードやテレグラムなどのコミュニティチャットに公式が登場しない場合は、スキャムトークンの可能性もあります。
他方、公式が活発にSNSを運用しているプロジェクトでは、その分発行される仮想通貨の将来性も高まります。
加えて、公式サイトやホワイトペーパーなどで開発者の顔がきちんと出ていたり、連絡先が開示されているプロジェクトも信頼性が比較的高いと言えます。
<流動性(ボラリティ)とは>
ある一定期間での、その通貨が取引された量のこと。
草コイン投資では、流動性(ボラリティ)の大きさも事前にチェックしておきましょう。
流動性が小さい場合は、一定期間の取引量が少ないため、価格が乱高下しやすいです。
かといって、ビットコイン(Bitcoin)のように流動性が大きくなると、単発的な強気相場によって一気に価値が倍増する可能性は低くなります。
優良草コインを見つけるには、数ヶ月前の流動性と最近1ヶ月・1週間といったスパンの流動性を比較したり、流動性はそれになりにあるものの価値が0.01ドルに満たないものを探すなどの工夫が必要です。
仮想通貨の多くは、取引所に上場した時点で完成した状態であるとは限りません。
多くの場合は、投資家たちに向けて、今後の開発計画やできることを記した「ロードマップ」を準備しています。
こちらはテラワールド(Terra World)という仮想通貨の実際のロードマップです。
2021年のQ4期(10月から12月)にはテストネットの運用開始や最初の土地NFTの販売、2022年のH1期(1月から6月)にはベータネットの運用開始…という感じでいつ、何を開発して最終的なゴールを目指すのかをきちんと示しているプロジェクトは信憑性が高いです。
また、ロードマップと実際の開発の進捗を照らし合わせてみるのも有効です。
加えて、あまりにもロードマップと実際の開発に乖離があるプロジェクトは初心者向けではありません。
基本的に、将来性のあるプロジェクトは現行テクノロジーの諸課題を何らかの形で解決するために作られています。
例えば、かの有名なイーサリアム(Ethereum)も技術文書の中で「ビットコインでは〇〇ができるが▲▲は難しい」とう課題を紹介し、その解決策としてイーサリアム(Ethereum)を紹介しています(下記画像参照)。
草コインに関しても同様に、なんのために作られたのかを明確に示しているプロジェクトに投資したいものです。
各コインの作られた目的や現行の課題は、ホワイトペーパーで確認するのがよいです。
<ホワイトペーパーとは>
仮想通貨の作られた目的、独自技術、開発団体などの情報を掲載する報告書のこと。
ホワイトペーパーは原則として英語で書かれていますが、グーグル翻訳やDeepL翻訳をかければ英語が全く読めなくても、理解を進めることができます。
また、ホワイトペーパーを読んでいてわからない単語や概念にぶつかった時に自分で調べる癖をつけておくと、より仮想通貨の理解が深まり、それは結果として草コインを見極める眼を養うことにつながるのです。
次に、おすすめの草コイン取引所を3つご紹介します。
なお、草コインが売買できる取引所は全て海外取引所となっています。
国内の取引所は、仮想通貨の上場のために金融庁の厳しい審査を受けているとされており、1つの仮想通貨を上場させるのに2年はかかると言われています。
従って、国内取引所へ上場する仮想通貨は、概ね価格が安定していたり、既に世界的に認知されていたりするため、草コインの取引をしたい方にはおすすめできません。
BINANCE(バイナンス)は世界最大の仮想通貨取引所です。上場通貨数も多く、安定した出来高を誇ります。
初心者の方が草コインの取引を行うには、ある程度の流動性があった方がいいので、まずはBINANCE(バイナンス)に上場している草コインを買ってみるとよいです。
基本的に全ての画面で日本語に対応しているため、英語が分からない方でも安心です。
Kucoin(クーコイン)は、BINANCE(バイナンス)に上場していない仮想通貨の取り扱いも多い取引所です。
多くの仮想通貨が最初の上場取引所としてKucoin(クーコイン)を選んでいます。
Kucoin(クーコイン)では2022年1月現在、先物取引の一部サービスが日本から利用できません。しかし、草コイン取引は現物で行うため、現行のサービス下で十分に売買が楽しめます。
取引画面は、ページによって日本語に対応していたりしていなかったりします。
日本語画面の対応があったりなかったりするのは、金融庁の牽制を意識したものか、ウェブサイトの開発によるものかはわかりませんが、今のうちから口座を開設しても損はない取引所です。
Gate.io(ゲート)もまた、BINANCE(バイナンス)に上場していない仮想通貨を多く取り揃える取引所です。取り扱い通貨数も1,000種類以上です。
Gate.io(ゲート)は日本語の取引画面が常時開設されているのも嬉しいポイントです。
なお、日本語翻訳の質はBINANCE(バイナンス)より劣る印象ですが、日本語母語者であれば問題なく使いこなせるレベルです。
最後に、上記草コイン取引所を観点別に整理・評価してみます。
上場草コイン数 | 流動性 | 日本語対応 | |
BINANCE(バイナンス) | ★★★ | ★★★★★ | ★★★★ |
Kucoin(クーコイン) | ★★★★ | ★★★ | ★★ |
Gate.io(ゲート) | ★★★★★ | ★★★ | ★★★ |
最後に、実際に草コインを買う方法をご紹介します。
今回は、BINANCE(バイナンス)を使っていきます。
まずはじめに、BINANCE(バイナンス)の口座を開設しましょう。
口座開設のリンクをクリックしたら、まずはじめに居住国を申告します。
「Japan(日本)」を選択し、「Confirm」を押します。
言語を日本語に変えたい場合は、画面右上の言語切替ボタン(月のマークの左、「English」とある場所)をクリックして上記画像のポップアップを出し、「日本語」を選択します。
その後、メールアドレスとパスワードを設定し「アカウント作成」をクリックします。
次に、草コインを購入する元手資産をBINANCE(バイナンス)へ送ります。
ここで注意したいのは、BINANCE(バイナンス)はじめ海外の取引所では日本円の入金ができません。
そこで、国内の仮想通貨取引所で仮想通貨を購入し、その仮想通貨を海外の仮想通貨取引所へ送付する手順を踏みます。
今回は、BINANCE(バイナンス)への送金用取引所として、bitFlyer(ビットフライヤー)を使っていきます。
bitFlyer(ビットフライヤー)は、国内大手の仮想通貨取引所で、初心者にもわかりやすい取引画面となっているのでとてもおすすめです。
口座開設のページに飛んだら、メールアドレスを入力して「登録」ボタンを押します。その後は画面に指示に従って口座開設手続きを済ませてください。
なお、運転免許証かマイナンバーカード(通知カードは不可)をお持ちの方は即日でbitFlyer(ビットフライヤー)の口座が開設可能です。
口座開設が完了したら、左側のメニューバーから「入出金」をクリックし、画面中央の「銀行振込」を押してください。
すると、上記のような日本円入金用の銀行口座が表示されるので、こちらの口座にお使いに金融機関から元手の日本円を振り込みます。
日本円の入金が完了したら、元手の日本円を仮想通貨に切り替えます。
今回は、bitFlyer(ビットフライヤー)でリップル(Ripple)を購入し、BINANCE(バイナンス)に送付します。
リップル(Ripple)を使う理由は、送付手数料が他の仮想通貨よりも安いからです。
メニューバーから「販売所」を選択し「XRP/JPY」をクリックします。
次に、緑色の「買う」ボタンを押して以下のポップアップを表示させてください。
こちらに何円分のリップル(Ripple)を購入するかを入力し、「買い注文に進む」をクリックします。
次に、購入したリップル(Ripple)をBINANCE(バイナンス)に送付する準備をします。
BINANCE(バイナンス)にログイン後、右上の人型をクリック→「ウォレット」→「フィアットと現物」の順に進み、以下の画面に行きます。
こちらの画面の「コイン検索」の欄に「XRP」と打って、「アクション」欄から「入金」を選択します。
クリック先の画面では、まずネットワークを選択します。今回は「XRP」を選択してください。
すると、入金用のアドレスと「MEMO」が吐き出されます。次に、bitFlyer(ビットフライヤー)の画面に戻り、吐き出されたアドレスと「MEMO」をペーストします。
bitFlyer(ビットフライヤー)の画面では、メニューバーから「入出金」→「リップル(XRP)」→「送付」の順に進みます。
すると、外部送付先の一覧/登録ページが表示されます。初めての送付の場合はここに青色の「アドレスを登録する」ボタンしか表示されていないと思います。こちらのボタンをクリックしてください。
ボタンを押すと、bitFlyer(ビットフライヤー)に登録したメールアドレス宛に新規アドレスを追加するURLが記載されたメールが届くので、そのリンクを開いてください。
メール内のリンクを開くと、アドレスの登録画面になります。
「ラベル」には、どこに送付したかが分かるように、「BINANCE XRP」のような名前をつけます。
「リップル(XRP)アドレス」には、BINANCE(バイナンス)からコピーした入金用のアドレスを貼り付けます。
「宛先タグ」には、BINANCE(バイナンス)からコピーした「MEMO」をペーストしてください。
再び送付画面に戻ると、追加したアドレスが表示されています。こちらをクリックして上記画面に遷移し、「送付数量」のところに枚数を入力します。
最後に「送付する」ボタンを押せば送金は完了です。
正しいアドレスに送付できたか不安な方は、一度少額をテスト送金し、着金が確認されたら残りを送金する方法がおすすめです。
送付手数料を2度払うことにはなりますが、資産の紛失を防ぐ観点からは有効な送金方法です。
bitFlyer(ビットフライヤー)からBINANCE(バイナンス)へのリップル(Ripple)の送付が完了したら、いよいよ草コインを購入していきます。
まずはじめに、入金したリップル(Ripple)をBINANCE(バイナンス)の基軸通貨(取引を行う通貨)に変換します。
BINANCE(バイナンス)の基軸通貨の代表例としては、以下の仮想通貨があります。
通貨名 | ティッカーシンボル | 説明 |
Binance Coin(バイナンスコイン) | BNB | BINANCE(バイナンス)の発行する独自仮想通貨 |
Binance USD(バイナンスUSD) | BUSD | BINANCE(バイナンス)の発行するステーブルコイン |
Tether(テザー) | USDT | BINANCEで最も取引ペアーの多いステーブルコイン |
Bitcoin(ビットコイン) | BTC | 取引ペアーは少なめ |
<ステーブルコインとは>
1枚あたりの価格が1米国ドルと連動させている仮想通貨の総称。
価格の変動が小さく、仮想通貨を実質、米国ドルで買えることになるため、基軸通貨としてよく用いられる。
BINANCE(バイナンス)では、あまり大きな額ではない仮想通貨を簡単に他の仮想通貨に変換してくれるサービスを行っています。
今回は、この変換サービスを使って、Binance USD(バイナンスUSD)を取得していきます。
入金アドレスを取得した際と同じく、ホーム画面右上の人型→「ウォレット」→「フィアットと現物」の順に進み検索窓に「xrp」と入れます。その後、「アクション」欄から「コンバート」をクリックしてください。
切り替わった画面で、「振替元」を「XRP」、「振替先」を「BUSD」として、リップル(Ripple)をバイナンスUSD(バイナンスUSD)に変換します。
Binance USD(バイナンスUSD)を取得したら、実際のマーケットに行って売買を開始します。
画面上部の黒いバーから「マーケット」を選択すると、取引可能な仮想通貨の一覧ページが表示されます。
この画面の右上にある検索窓で取引したい通貨を選択し、「トレード開始」を押してください。今回は0x(ゼロエックス)を購入していきます。なお、0x(ゼロエックス)のティッカーは「ZRX」となっています。
今回の基軸通貨はBinance USD(バイナンスUSD)なので、「ZRX/BUSD」のペアーを表示します。
仮想通貨の購入は「指値」「成行」「ストップリミット」の3種類の注文方法から選びます。各注文の特徴は以下の通りです。
注文方法 | 注文の内容 |
指値 | 「いくらになったら買う」という希望購入価格を提出します。 希望購入価格は現行価格よりも安い値を提出します。 |
成行 | 現行の価格で取引を成立させます。 正確に言えば、現行価格に最も近い指値注文を行っている売り手から仮想通貨を購入します。 |
ストップリミット | 「価格が今よりも上がったら買う」注文です。 「価格が〇〇ドルになったら注文を提出する」というやり方で注文の予約を行います。 この時の〇〇ドルの値をストップ価格と呼びます。 |
注文方法を決めて、価格(成行の場合は不要)と数量を指定して「ZRXを購入」をクリックすれば注文は完了です。
本記事では、初心者の方でも分かるように草コインの選び方・おすすめ取引所・買い方をご紹介しました。
草コインはボラリティが広く大勝ちも大損もする可能性があります。
本記事で紹介した、公式の活発度・流動性・将来像・ユニークさに注意して、お気に入りの銘柄を見つけてください。
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