
NFTで有名な日本人アーティストって誰かな?
作成するときの参考にしたいな!
この記事ではNFT界隈で活躍する日本人のNFTアーティストを紹介していきます。
NFTは、2021年最大のトレンドのうちの一つであり、アートの分野ではさまざまなNFTが誕生しました。
特にアニメやマンガのアートスタイルやさまざまなデジタルレンダリングやアニメーション技術で広く知られている日本は、NFTスペースの多くのアーティストに影響を与えてきました。
そこで、今回は日本のNFTアーティストまたは、日本発のプロジェクトをご紹介したいと思います!
目次

ブロックチェーン技術は、日本のマンガやアニメ文化に新しい商業的価値をもたらし、イラストを本物のアートワークに変え、アート市場と関連ビジネスの成長を促進しています。
みなさんはワンピースという漫画はご存知でしょうか?
1997年から週刊誌に掲載されている海賊物語の大ヒット漫画シリーズ「ワンピース」は、今年の9月に100巻を発行し、全体で、4億9千万部以上を売り上げました。
これらの成果を記念して、出版社の集英社はシリーズから10のクラシックシーンを選び、豪華なNFTプリントに変えました。価格はそれぞれ50万円(4,500ドル)近くでした。
各イラストの限定版プリント20点までの1枚を購入する権利のために抽選が行われ、2021年9月25日から開催された宝くじは、最初の2日間で3,000をはるかに超えるエントリーを集めました。
熟練した職人が綿100%の紙に印刷したうえで、ブロックチェーンの取引履歴でその信頼性が保証されます。
各プリントにはICタグ付きの紙の証明書が付属しており、所有者はスマートフォンでタグを読むことでアートワークがいつ変わったかを確認できます。
このようにブロックチェーンは、その価値を確保するためにデジタルアート作品と関連付けられることがよくあり、日本文化でも浸透してきています。
NFTスペースを探索したすべてのアーティストの中で、Beepleはおそらく業界で最も有名な名前であり、最も成功したアーティストです。
Beepleは、既存の写真からデジタルレンダリングを作成し、独自の要素を追加して、政治や日常生活を一つの素晴らしい作品に変えることで知られています。多くの場合、影響力のある人物を作品の主題として使用しています。

彼の6900万ドルのデジタルNFTオークション販売は圧倒的な成功の証拠となり、その一部は日本文化にインスパイアされています。
NFTの世界にはさまざまな分野があり、特にアーティストは、何百万ものバリエーションのNFT作成して、販売しています。
NFTコレクションは、市場で最も注目されているトレンドの1つであり、PudgyPenguinsやBoredApe YachtClubなどの有名なプロジェクトが誕生しています。
以下は著名な日本のNFTアーティストリストです。
- 0N1フォース
- ワグミさん(10KTF)
- 村上隆
- Haroshi
- MekaVerse
- カワイイクリーチャー
- 浅野栄人
- せきぐちあいみ
- メラ・タケル
- PIPPI NFTart
ほとんどのアーティストは現在有名ではありませんが、一部のアーティストはNFTアートの世界で成長するトップアーティストになる可能性があります。
それぞれ詳しくご紹介していきます!
0N1フォースは、7,777人の軍隊が特徴的なNFTです。
そのゴージャスなアートワークやアニメにインスパイアされた機能、そして東京の雰囲気を醸し出した世界観でNFTコレクションの世界で人気です。
何よりも、高度なストーリー性により、0N1のキャラクターが生き生きとしているのがみてわかります。
0N1フォースの開発者は、Discordコミュニティも構築しており、想像力豊かな個人のコミュニティによって作られた新しいレベルの相互作用のある魅力的なコレクションとなっています。
0N1 ForceのNFTコレクションには共通点が1つあり、それは、数千のアートワークがカスタムプログラムによってランダムに生成されたということです。
まず、アーティストは主題の各レイヤーの特性の名簿を描きます。これには、髪の毛、目、アクセサリー、衣類、色などが含まれます。
また、プログラマーは、既存の特性に基づいてNFTをランダムに生成するスマートコントラクトをコーディングするため、何千ものユニークなNFTが市場に売り出されています。
プログラムの特性は以下です。
- 特定の特性との組み合わせを可能にする二層構造
- 各特性は独特なものである
- キャラクターの特性にはレア度がある
さらに、各キャラクターの特性と対応するレア度があり、複数のレアな特性(1%未満のレア度)を持つキャラクターは、一般的な特性(たとえば、20%のレア度)を持つキャラクターよりも常に高く評価されます。
販売ページは以下で、取引量もトップレベルを誇っています。
- 作品数 : 78,000
- 所有者: 4200
- 平均価格 : 0.55ETH
- 取引量 : 44,900

ワグミさんは、幻想的な東京のデジタル職人であり、彼はデジタルアクセサリーのようなNFTを作成しています。
彼のショップである10KTFは、派生物を提供することでNFTの業界を盛り上げており、著名なNFTコレクション(PudgyPenguinsやBoredApes Yacht Clubなど)の既存の所有者が新しいNFTを作成できるようにしています。
この派生作品の要素によって、アーティストと既存のNFT所有者に無限の販売の機会を提供することができるため、新しい風として最近注目されています。
従来のNFTとは異なり、派生物を作成するには親NFTを初めに所有する必要があります。
たとえば、BAYC#5733を所有している場合は、10KTFで、料金を支払い、同じデザインのスニーカーを作成することができます。これにより、あなたは親と子の両方の資産を保持することができます。
また、コレクターは派生物を作成するために親NFTを購入する必要があるため、市場自体に新たな報酬を生み出すことになります。
この派生物の概念は、比較的新しいタイプのNFTであるため、今後コレクションの人気が爆発的に高まるにつれて、主流になると予想されています。
以下で販売しています。
- 作品数 : 16300
- 所有者 : 4500
- 平均価格 : 0.143ETH
- 取引量 : 2000ETH
>> ワグミさん(10KTF) さんの作品はこちらから確認できます。

村上隆さんは21世紀で最も有名な現代アーティストの一人であり、異世界的な要素、日本の伝統芸術、アニメやマンガの影響を組み合わせたアートスタイルを導入しています。
また、彼は、ギャラリーの分野で広く知られているアーティストであるにもかかわらず、ルイヴィトンのハンドバッグや高級衣服を飾った象徴的なシグネチャーフラワーの作品で人気となりました。
村上隆が初めてNFTの分野に参入したのはビデオゲームデザイナーの橋本義久(ソニックとスクエアエニックスで知られる)と提携して、108セットのシグネチャーフラワーを作成したときです。

言うまでもなく、このコレクションは印象的な成功を収めていますが、村上隆さんはその後、リリースの条件とセキュリティを向上させるために、Instagramアカウントを開設しており、240万近くのフォロワーがおり、注目を浴びています。
販売ページとしてOpenseaは現在、出品を停止しており、再開の目処は立っていません。

日本のアーティストであるハロシは、スケートボードを再利用して、現代的な作品に変えることで知られています。
彼はまた、ブロックチェーン搭載のNFTアートの最初の作品を、RECYCLED PIXELS LGND.artを通じて展示しました。
中指をたてた手の作品や頭蓋骨などの作品は、ハロシの最も象徴的な作品となっています。

Haroshiの作品は現在、Lgndサイトで確認できます。
日本のガンダムというアニメ文化は、世界的な市場でNFTアーティストの何人かに刺激を与えています。
特に、今年最も期待されているのは、今年10月初旬にリリースされたばかりのガンダムにインスパイアされたNFTであるMekaVerseです。
2Dまたはピクセルで作成されたほとんどのコレクションとは異なり、Mekaverseの8,888個のNFTのセットは、コミュニティの創造力を維持するために4つの派閥にグループ化され、3Dで作成されています。

30万人近くのDiscordメンバーがいる巨大なコミュニティを構築しており、今後プロジェクトの背後にあるチームは、ガンダムモデルのファンやコレクターが見逃せない作品を構築していく予定です。
販売ページは以下で確認できます。
- 作品数 : 89,000
- 所有者: 5000
- 平均価格 : 0.779ETH
- 取引量 : 44,000

カワイイクリーチャーは、可愛らしい生き物を特徴とした8ビットのGIFの形のNFTです。
このNFTには、ストーリーがあり、流星群によって、住むのが難しくなった世界で、新しい家を探すために、カワイイクリーチャーたちが地球に足を踏み入れたとされています。
このNFTシリーズは日本のアーティストによって作成され、その唯一のコミュニティベースはTwitterアカウント@CreaturesKawaiiのみです。
すべてのNFTが同じ要素から派生しているコレクションとは異なり、カワイイクリーチャーは、カービィやポケモンなだの人気のゲームを彷彿とさせるような絵で各々が個別に描画され、アニメーション化されています。
Openseaに販売されており、作品数はまだ少ないですが、比較的安く購入できます。
- 作品数 : 56
- 所有者: 34
- 平均価格 : 0.003ETH
- 取引量 : 0.12ETH
日本のアーティストによってリリースされたにもかかわらず、これらのNFTは、OpenSeaに持ち込まれ、世界中のコレクターを魅了しています。
デジタルイラストレーターであるEito Asanoは、日本文化にインスパイアされたNFT作品を提供しており、最近メタバース業界を盛り上げています。
彼の作品の特徴としてはアニメーションやデジタルアートを通じて妖怪や伝統的な浮世絵の世界をNFTの世界に持ち込んでいる点です。
EitoのNFT作品は、日本の伝説で語り継がれるモンスターである妖怪から触発されたものとなっています。。
せきぐちあいみさんは、神奈川県出身のクリーク・アンド・リバー社所属のアーティストであり、VRアーティストとして多種多様なアート作品を制作しています。
彼女は、 国内にとどまらず、 海外(アメリカ、 ドイツ、 フランス、 ロシア、 UAE、 タイ、 マレーシア、 シンガポールetc)でもVRパフォーマンスを披露して活動しています。
彼女のTwitterフォロワー数は、8万人を突破しており、最近注目されているアーティストの1人です。

彼女は、OpenSeaにNFTアート作品「Alternate dimension 幻想絢爛」を出品し、この作品が約1,300万円(69.697ETH)で即日落札されたことで、一躍業界では有名人となりました。
せきぐちあいみは今後もNFTアートをはじめとするVRアートの制作に積極的に取り組んで行く予定です。

メラ・タケルは日本のNFTアートのパイオニアの一人です。彼は、NFTアートが流行る前からその可能性を確信し、アートを世界に提示し続けました。 彼は現代アートのスタイルでデジタルアートを作成しているのが特徴です。
多数のアートワークをさまざまな海外マーケットプレイスで販売しており、積極的に活動しているアーティストです。
- 作品数 : 88
- 所有者: 2
- 平均価格 : 0.1ETH
- 取引量 : 0.1ETH



日本の文化芸術の一つとしてステッカーが昔からあります。ステッカーの入った駄菓子を買ったことがある方もいるのではないでしょうか。
PIPPI NFTartは、48mm x48mmの正方形にキャラクターを埋め込んで自作のNFTステッカーを販売しています。
このアーティストは、情報が少なくベールに包まれているようですが、作品は間違いなくプロのアート作品です。
作品は、Openseaで0.03ETH前後で販売しています。
- 作品数 : 25
- 所有者: 130
- 平均価格 : 0.029ETH
- 取引量 : 11.6ETH

アートの世界での日本のNFT参入は、まだ始まったばかりです。
最近では、NFTを作成するための便利なアプリなども誕生しており、より環境が整ってきています。
今後も、今回ご紹介した日本人アーティストを筆頭に日本市場でも加速していくことでしょう。
今回ご紹介したNFTアーティストは世界的にも活躍しているため、特に今後の動向に注目しておきましょう。