2022年12月、国内仮想通貨(暗号資産)取引所のbitbankにアクシーインフィニティ(AXS)が上場しました。
AXSの国内仮想通貨取引所への上場は初の事例です。
2022年はゲームで遊んで仮想通貨を稼ぐ「Play to Earn」の派生として、STEPNをはじめとする「Move to Earn」のプロジェクトが流行ったり、国内発のゲーム特化型ブロックチェーンOasysがローンチするなど、NFTゲーム界隈にも様々な動きが見られました。
この記事では、ゲーム関連のNFT市場が今後さらに拡大していくことが予想される中、私たちがNFTゲームを活用して稼いでいく方法についてご紹介します。
ゲームを実際にプレイして仮想通貨を稼ぐ以外にも、NFTゲームを用いて収入を得る手段には様々なものがあります。
ぜひ最後までお読みいただき、NFTゲームで楽しみながらお金を稼ぐ方法について理解を深めてください。
NFTゲームを活用して稼ぐ手段
NFTゲームは「Play to Earn」の概念で知られる通り、ゲームで遊んで仮想通貨を稼ぐことができます。
ところが、NFTゲーム自体がまだ日本ではあまり一般的でないがゆえに、「Play to Earn」の仕組み以外の部分でもNFTゲームを活用して収入を得られるチャンスは十分にあります。
NFTゲームを利用して収入を得られる手段として有望なものには、以下のようなものがあります。
- Play to Earnの機能を用いて、実際にプレイして稼ぐ
- Play to Earnに該当はするが、ゲームのメインの楽しみ方ではない部分で稼ぐ
- プロ契約を交わして、プロプレイヤーとして稼ぐ
- ブログやYouTubeなどの発信者ポジションで稼ぐ
上記の通り、ゲームそのものと直接関係がない領域でもマネタイズできるチャンスは十分にあります。
それでは、具体的な内容を順に解説していきます。
Play to Earnの機能を用いて、実際にプレイして稼ぐ
これは最もシンプルな稼ぎ方です。
Play to Earnの機能そのものを利用して仮想通貨を稼ぐ方法です。
具体的には、ゲームプレイに必要なNFTを最初に購入して、実際にゲームをプレイすることで報酬として仮想通貨を受け取ります。
冒頭で紹介したアクシーインフィニティの場合は、対戦で相手に勝つなどすると仮想通貨がもらえます。
また、STEPNの場合はスマホアプリを起動して外を歩いたり走ったりすることで、GSTと呼ばれる仮想通貨を稼ぐことができます。
これらはいずれも各ゲームのメインの楽しみ方であり、この方法で稼ぐのが最もオーソドックスであると言えます。
Play to Earnに該当はするが、ゲームのメインの楽しみ方ではない部分で稼ぐ
次に紹介するのは、ゲームプレイを通じて仮想通貨を稼ぐ方法ではあるものの、ゲームのメインの楽しみ方ではないという事例です。
これは具体例を挙げながら解説します。
例えばアクシーインフィニティの場合、アクシーと呼ばれるゲーム内のキャラクターを2体用意し、これをかけ合わせることで新しいアクシーを生み出す「ブリード」という機能があります。
このブリードで高性能なアクシーやレア度の高いアクシーを生成できれば、その個体はマーケットで高く買い取ってもらえる可能性があります。
STEPNの場合も同様に、2足のNFTシューズをかけ合わせることで新しいNFTシューズを生み出す「シューズミント」という機能があります。こちらも生成したシューズは売買が可能なので、販売して利益を得ることができます。
また、STPENではプレイした後にスマホアプリを止めると、ジェムと呼ばれるアイテムを拾っていることがあります。
このジェムはNFTシューズの性能を高めるために用いられるアイテムであり、こちらもマーケットで売買が可能です。
このように、ゲームのエコシステムの中で何らかの方法により「NFTを生成する」という行為が可能な場合は、生み出したNFTを売却することで利益が得られます。
「対戦に勝利して稼ぐ」「歩いて稼ぐ」というゲームのメイン機能ではないものの、この方法を専業として稼いでいるプレイヤーも大勢います。
プロ契約を交わして、プロプレイヤーとして稼ぐ
最近、注目を集めているのがこの方法です。
既存のコンシューマーゲームと同じように、NFTゲームのプレイヤーがプロ契約を交わし、プロとして活動して収入を得るという手段があります。
現在、世界中にゲームギルドと呼ばれるコミュニティがありますが、各ギルドが優秀なプレイヤーを集めるために報酬や契約金をプレイヤーに対して支払う動きが活発化しています。
プロ契約を結んだプレイヤーはギルドの看板を背負って大会に出場し、大会賞金を稼ぐといった方法で収入を得ています。
大会で結果を残したプレイヤーが所属しているギルドは知名度が増し、さらに優秀なプレイヤーを獲得していくことができます。
プロ契約と聞くと、「とても自分が今から挑戦できるような世界じゃない」と思う方もいるかも知れません。
しかし、2022年11月にフィリピンで行われたアクシーインフィニティの大会で優勝した日本人チームのメンバーの中には、アクシーインフィニティのプレイ歴はまだ1〜2年というキャリアの方もいます。
勝つために想像を絶する努力は必要であるものの、プレイヤーがまだ圧倒的に少ないため、今この記事を読んでいるあなたにもチャンスがあるかも知れません。
ブログやYouTubeなどの発信者ポジションで稼ぐ
ゲーム自体とは直接関連はありませんが、十分にマネタイズできる方法です。
ブログにせよYouTubeにせよ、いわゆるweb2のプラットフォームは「競合が多くて、今から後発で勝負するのは無理」と思っている方もいるかも知れません。
プラットフォーム全体として以前より稼ぎにくくなっているのは事実ですが、ジャンルを選べばこれらの媒体も十分にマネタイズが可能です。
そして、NFTゲームはまさに競合が少なくニッチなジャンル。今から参入しても稼ぐことはできます。
NFTゲーム自体を深くやり込む余力がない方でも、もしご自身でブログやYouTube、SNSでの発信活動をしている方であれば、その発信のジャンルをNFTゲームに絞っていくことで高収益を得られるチャンスはまだまだあります。
みなさんもぜひ本記事で紹介した方法にチャレンジし、NFTゲームで稼ぐという体験をしてみてください。